接続助詞「ので」「と」「が」「のに」を
トコトン省いて、文章を短く!

広告でもオフィスでも役立つ「短文力」

現代は短い言葉で、的確に伝わる文章を書く力、”短文力”が重要です。
そのちょっとしたコツや工夫点、広告業界のライティングスペシャリストがお伝えします。
広告制作に携わる人のみならず、すべての人の”短文力”アップに役立ちますように。

今回は、文章が長くなってしまう原因の一つ、接続助詞について見ていきます。
 

接続助詞「ので」「と」「が」「のに」
トコトン省いて、文章を短く! 

接続助詞で、文章は延々と続く!? 

短文力を身につけたいと思ったら、まずは「逆接」を探そう、という話を先日ご紹介しました。
➡︎〈Vol.6 文章を短くするコツ――まずは「逆接」に注目!〉

おさらいしましょう。
「~ですが」といった「逆接」の接続助詞は一文に一つ、これが鉄則です。

もう一つ、短文力を身につけるためのチェックポイントがあります。
それは、接続助詞そのものをなくしてしまうこと。

接続助詞というのは、「~ので」「~と」「~が」「~のに」など、前の文と後の文をさまざまな関係性でつなげる役割を持ちます。
・文章を書くのが好きだったので、ライターになった。
・表現を少し変える、文章は見違えたようになる。
・人前で話すのは苦手だった、プレゼンを行った。
・人前で話すのは苦手だったのに、今では緊張しない。

上記のように二つの文章をつなげる程度なら接続助詞は便利ですが、あまりに多用すると文章は延々と続くことになってしまいます。すると次にご紹介するように、何が言いたいのかわからない文章ができあがってしまいます。

不要な接続助詞は削って句点をつけよう

以下は、メタボリックシンドロームに関する制作物のリード文(例)です。
下線部分が接続助詞です。

例)
【メタボリックシンドロームは内臓脂肪が蓄積されることによって起きます、肥満になる脂質異常症や高血圧などの生活習慣病のリスクが高まるため、食生活を見直したり、運動をしたりして、BMI指数を常にチェックしつつ、適正な体重を維持することを心がけましょう。】


何となく言いたいことはわかるのですが、一読しただけではスッと頭に入ってきません。相手を混乱させてしまう原因となりますので、接続助詞を減らし、文章を整えてみましょう。

修正)
【メタボリックシンドロームは内臓脂肪が蓄積されることによって起きます。肥満になると、脂質異常症や高血圧などの生活習慣病のリスクが高まります。食生活の見直しや、適度な運動を心がけましょう。またBMI指数をチェックし、適正な体重を維持しましょう。】

いかがでしょう。
伝わりやすさがグッとアップしますよね。

一文は短く、シンプルに。
「なんだか長くて言いたいことがよくわからない文章だなあ」と感じるときは、接続助詞に注目してみてください。きっと「削って区切る」べき箇所が見つかるはずです!

クリエイティブにおけるキャッチコピーや文章は、的確かつ読ませる工夫が不可欠。
「これでちゃんと伝わる・・・?」と、お悩みを抱えている方も多いと思います。
そんなときはぜひ一度、弊社までお気軽にお問い合わせください。
ライティングのプロがとことんサポートいたします。


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創業40年超、東京都中央区の広告制作会社です。日ごろよりクライアント様のご依頼にて、WEB、パンフレット、情報誌など広告媒体を通じて情報を届ける業務を行っております。

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